2018年11月08日

TEPPEN-RIDE 2018 レポート 5日目 宮崎みちくさツアー最終日

前日まで行われた北海道のてっぺん、宗谷岬を自転車で目指す総走行距離300km超のロングライドイベント、「TEPPEN-RIDE 2018」。
このツアーは、「天塩川シーニックバイウェイルート運営代表者会議」「宗谷シーニックバイウェイルート運営代表者会議」が企画・主催し、株式会社アイロード・プラスがツアー販売を行い、2018年9月22日から24日の日程で実施しました。
そのてっぺんライド、およびR3モニターツアーも無事に終了し、宮崎みちくさツアー組は帰途に着きました。

これまで三日間かけて自転車で旭川からから稚内までたどり着いたわけですが、この日は一気に車で旭川空港まで移動します。
7時過ぎに、スタッフの皆さんのお見送りを受け、後ろ髪を引かれながら稚内サンホテルを後にしました。
筆者は、夜更けのラーメンでお腹一杯で朝食を食べられず。
ルートはオロロンラインはひたすら南下しました。
途中、初めて利尻富士を見ることができました!
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ちょっといい気分。ようやく念願が叶いました。

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北の大地の荒涼とした風景。人生で何度もお目にかかることもないでしょうから、しっかりと胸に刻み込みました。

クルマは快調に進みます。二日前に通り過ぎた、オトンルイ風力発電所もあっという間に通過してしまいました。
てっぺんライド中、ずっと連れ添った天塩川の河口もなんだか名残惜しい。「道の駅 てしお」で休憩。9時前だったので、まだお店は開いてませんでした。

オロロンラインは、道道106号線から国道232号線へ。
右手に、オロロンラインの語源となったオロロン鳥(ウミガラス)の繁殖地として知られる天売島(てうりとう)・焼尻島(やぎしりとう)が見えてくると、そこは羽幌町です。
羽幌町では、「甘えびファクトリー蛯名倶楽部」さんに立ち寄りました。残念ながら、この日は風が強く海が時化ていて漁に出られず生甘えび、ボタンエビが入荷していなかったのですが、皆さん思い思いのお土産を買われていました。ソフトクリームも美味しかった!
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お昼は話題のお店、苫前町「すみれ」さんへ。ミニ海鮮丼とラーメンのセットをいただきました。


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ラーメンは前日の広宣さんと食べ比べてみたかったので、同じ塩ラーメンで。個人的には、広宣さんの方が好きかな。
海鮮丼では、待ってました、甘えびが載ってます!美味い!
他にもウニ丼など、メニューがたくさん。
(ここだけの話、地元の方はスーパーで1000円くらいでウニを買ってきて自宅で食するそうです)

さて、お腹が満足した後は、小平町にある国の重要文化財「旧花田家番屋」を目指しました。有田副編集長が「ここだけは外せない!」と力説していました。
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道の駅も併設してあり、お土産も豊富にありました。
番屋の建物は意外と大きく、往時の繁栄ぶりが伺えました。

この先のルートは、ドライバーの東さんにお任せだったので筆者は全く把握していないのですが、おそらくは留萌から国道233号線へ、それから国道12号線を旭川に向かったと思われます。
旭山動物園に14時前に到着。
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旭山動物園といえば、日本最北の動物園でありながら、入園者数はあの上野動物園に匹敵するという、すごいところです。ただ見せるだけではなく、自然の中での行動を伝えることをテーマにしてから、入園者数が激増したそうです。

話題のもぐもぐタイムは、シロクマを見物しました。間近で見ると、迫力満点です!
園内はとても広く、とても一気に回りきれません。しかし、帰りの飛行機の時間が迫ってきました。

駆け足で園内を回り、旭川空港へ。何とか16時25分発JAL556便に間に合いました。
そして無事に宮崎空港に22時着。皆さんをお送りし、私たちも帰路につきました。

このツアーの直前に起きた北海道地震では、多くの方々が被害に遭われ、弊社社長も札幌出張中に被災しました。皆様には、心からお見舞い申し上げます。1日も早い、復旧をお祈りいたしております。
ツアーの舞台となった道央、道北地方は地震の被害はほとんどありません。全国の皆様、安心してご旅行に行かれてください。
この記事が北海道の皆様のお力に少しでもなれたら、幸いです。


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2018年11月07日

TEPPEN-RIDE 2018 レポート 4日目

北海道のてっぺん、宗谷岬を自転車で目指す総走行距離300km超のロングライドイベント、「TEPPEN-RIDE 2018」参加レポートです。
このツアーは、「天塩川シーニックバイウェイルート運営代表者会議」「宗谷シーニックバイウェイルート運営代表者会議」が企画・主催し、株式会社アイロード・プラスがツアー販売を行い、2018年9月22日から24日の日程で実施しました。

いよいよTEPPEN-RIDE2018も最終日。今回のメインディッシュ、130km超を走りきって、日本のてっぺん、宗谷岬を目指します。
自転車初心者にとって、100kmを1日で走る、というのは一つの鬼門です。これができれば、脱初心者と言っても過言ではありません。
みちくさ組では既に有田副編集長が初日に100kmに迫る距離を走破していましたが、なんとこの日は福永編集長のご子息、U太郎氏が参戦!10km以上自転車で走ったことがない!!(◎_◎;)



集合は7時半。この日は副編集長が初ビンディングに挑戦。
ビンディングとは、専用のペダルに、クリートと呼ばれるパーツを取り付けたこれまた専用のシューズをカチッとはめ込むことによって「引き足」を使えるようにするシステムです。
そう、自転車とは、ペダルを「踏む」のではなく「回す」のが長距離を楽に走るコツなのです。
既にベテランな筆者もいまだビンディングを使ったことがないのですが(普段はトゥクリップで足をペダルに固定)、果敢にも挑戦する勇気に拍手。いや、慣れないと怖いと思うんですよ、ホント。

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ひと回り試し乗りをして、調子を見ています。行けそう?
U太郎氏も、前日少しだけクロスバイクを経験していますが、ドロップハンドル&STIレバー(ブレーキとシフトレバーが一体化したもの)初体験。乗り降りは大丈夫そうでしたが、やはりギアチェンジに苦労しているようでした。これはもう、実践あるのみ。

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加藤リーダーの挨拶。最終日ともなると、初対面同士のメンバーも既にチームの一員です。全員揃って、ゴールを目指します。

8時出発。まずは道道541号線を北上。この日は昨日までの雨と打って変わって、いいお天気でした。しかし、予報では宗谷岬付近は午後から雨・・・
しばらく快調に集団走行していると、5kmほど行ったところの橋の上でリーダーがストップ。
????スタートしたばかりなのに?
と思っていると、橋の下の方をみんなで覗いています。ここは、鮭が遡上してくる川なんだそうです。小さい川ですが、近くには中川ふ化場もあるそうです。
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前日よりも近くで見ることができました。こんな経験、プライベートで走っていたらなかなかできません。
北の大地の豊かさの一端を見た気がします。

突然、加藤リーダーが「滅多に見ることができない列車!」と叫ぶもんだから、つい撮ってしまいました。特急「サロベツ号」でしょうか。

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みちくさ組の二人はまだまだ余裕です。

しばらく天塩川と宗谷本線を両手に進み、歌内駅で左折。天塩川を渡る橋の上では、なんと加藤リーダーの奥様がお見送りに来てくださっていました。感動!
橋をわたって、少しばかりダートの土手の道を行き(この道も気持ちが良い。こんな気遣いが嬉しいものです)、国道40号線へ。
雄信内トンネルをくぐってすぐ、道道256号線へ右折。最初の休憩ポイント、雄信内駅を目指します。
雄信内。みなさん、読めますか?おしえない。ではなくて、おしんない、でもなくて、「おのっぷない」と読みます。

北海道の地名にはアイヌ語からの由来のものが多いことは知られています。自転車で走っていると、大きい川だけでなく、小さな川があちらこちらにあり、橋も多く渡ります。
小さな川にももちろん名前があるのですが、漢字が当てられているものもあれば、カタカナ表記の川も珍しくありません。しかも発音が難しい。だって、藤原隊長ですら読めないんですから!九州人の我々にはもはやお手上げです。
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なんとも、うら寂しい駅舎です。
ちなみにwikipediaによると
  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は44人
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は16人
  • 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の11月の調査日における乗降人員平均は「1名以下」
  • 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は0.0人
  • 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は0.0人
だそうです。宮崎にも似たような駅がありますが・・・車社会とはいえ、庶民の足がなくなると困るのもまた確かなことです。

しかし、ここからしばらく進む道道256号線はいわゆる”ごっつあんロード”。とにかく気持ちがいい。時折三日月湖(沼)の横を通り抜け、白樺の林、牧草地帯とこれぞ北海道的な景色のオンパレード。

そしてこの写真。
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唐突に現れた、北緯45度通過線の看板です。おお、ここが北半球の真ん中なのか。
止まったはいいものの、記念写真、撮る?いいか。とゆーことですぐに出発。先はまだまだ長いのです。

幌延駅前を左折すると、先の北海道地震で一躍全国区となったセイコーマート(セコマ、セイコマ)ほろのべ店があります。
ちょうど10時到着。ほぼ時速20kmペースで来ています。
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筆者も初セコマ。セコマって、お店の中でお弁当とか調理してるんですね。せっかくの初セコマ、トイレだけではもったいないので、噂のホットシェフでフライドポテトを購入。
でかい!うまい!いや、本当に大きい(太い)かったんですよ。やはり北海道、九州のジャガイモとは違います。
ちなみに、加藤さんが買ったバナナも一本、頂戴しました。こちらもまいうー。まちがいなく北海道産ではないと思いますが。

初セコマに気を良くして、出立。程なく国道40号線に合流し、たと思ったらすぐに更に西へと進路をとります。
まーっすぐな道を進んでいると、左手になにやら階段付きの塔が。なんだろう?
幌延ビジターセンター到着です。くだんの鉄塔は、野鳥の展望台。

ここは日本最大の湿原、サロベツ原野。その南端部分です。花と野鳥の楽園と言われています。

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本来ならば、ゆっくりと時間をとってのんびりしたいところです。
しかし、今回だけは、先を急ぎます。副編集長も、本業であるカメラマン魂をぐっとこらえてサドルに跨りました。

しばらく行くと、今度は巨大な建造物群が現れました。
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この辺りは年間を通して風が強く、あちこちにこのような風力発電施設が建っていました。

さあ、海が見えてきました!久しぶりに見る海です。日本海です!テンションが上がってきます。
実は筆者、この道を自転車で走るのは2度目です。28年前、学生時代に北海道を3分の2周した折に、今回とほぼ逆ルートで宗谷岬から旭川まで走っています。
懐かしいです。
当時は、確か海からの強烈な横風に体を斜めに傾けながら走った記憶があります。8月の終わり頃でしたが、トレーナーを着るくらい寒かったことを覚えています。
しかし今回、半袖の方はいらっしゃるは、強い追い風に背中を押されるは、月日が流れるのは早いものです。(違うって)

またまた北緯45度線のモニュメントが現れました。
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天気は良かったのですが、残念ながら利尻富士は雲に隠れて見ることはできませんでした。前回も見れなかったんだよなー

とにかくひたすらに真っ直ぐな道を進みます。
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みちくさ組の二人もここまでのところ、集団に着いて行っていますが、徐々に遅れ気味に。
10kmほどオロロンラインを快走しました。追い風が気持ちいい!

稚咲内漁港前の交差点を、再びサロベツ原野方面へ右折。道道444号線を進みます。
途中、民宿「あしたの城」の看板を発見。多分、「あしたのしろ」と読むのでしょう。(おい)

サロベツ湿原センター」到着。ここも、ゆっくり時間をとって回りたいところ。トイレ休憩だけではもったいない。
今回の予定ではオロロンルートは入っておらず、幌延から昼食予定地の豊富町まで内陸を行く予定だったはずですが、天気とリーダーの気分が良かったおかげで、サロベツとオロロンルート周りに遠回りしていただきました。
というわけで、ここで少々タイムオーバー気味。前半の貯金を使い果たしていました。
しかも有田副編集長のお尻が限界を迎えようとしていました。さらに、膝の痛みまで併発。
集団に遅れながらも、頑張ってお昼処までたどり着きました。この日は既に70kmを走っているので、初日と合わせると160km。立派です。

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お昼は道道444号線が国道40号線に合流する交差点にある、丸勝亭さん。なんでも“知る人ぞ知る”お店だとか。
とは言っても、我々には事前になんの告知もなく、スタッフに連れ込まれました。一体何を食べさせてくれるのだろう??
と思っていたら、正体を現わしました。
じゃーん。
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カツ丼です。
いや、これは写真が悪いんです。
とにかく、でかい。肉が、厚い。こんなの初めて。
北海道のトンカツを、満喫させていただきました。
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既に13時を回っています。本来ならば、12時に食事を済ませて出立している予定でした。
しかしみなさん、笑顔で心からこのツアーを楽しんでいます。
ここから副編集長は服部社長のサポートカーへ。本来のカメラマンとしての仕事をしていただきました。

さあ、ここからはラストスパート!にはもうちょっと距離はありますが、というかまだ半分ですが、しばらくは国道40号線、通称稚内国道をひた走ります。
筆者のレンタルバイクにはサイコン(スピードメーター)がなかったので推測ですが、巡航速度は時速30km近くはあったんではないでしょうか。速かった!
しかし、U太郎氏が徐々に遅れ始めました。なにせ、初めてのロードバイク、初めてのロングライドですから!ここまで来てるだけでも十分にすごい。必死に食らいついていきます。

並走していた宗谷本線から離れると、しばらくして開源パーキングシェルター到着。
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このような場所も、九州では見かけることはありません。鉄骨の屋根の下に、トイレや自転車スタンドまであります。
冬の強烈な吹雪のための施設です。もちろん無料。

休憩後もひたすら走ります。物凄いスピードです。追い風様さまです。一気に遅れを取り戻していきます。
いよいよ稚内市内に入り、筆者が今回一番気に入ったルートに入って行きました。


40号線から別れて、緩い丘陵地帯に入って行きました。このツアー最大の坂がある、と聞かされていたので、坂バカな筆者はわくわく。
白状すると、ゴールが近づいてきていることはわかっていましたが、手元に地図もなく、GPSの類も持参していない筆者は今どこを走っているのか、皆目見当つかず。帰宅後、ルートラボで確認して、ここを走っていたのか、と。
ひとつ、ふたつと丘を越えて行くと、右手に大きな湖が見えたと思ったら、左前方の眼下に海が見えてきました。

おお!あれが宗谷の海か!
帰ってきたぜ!

最後の坂を下ってすぐ、宗谷ふれあい公園15時過ぎに到着です。
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ここまで来れば、夕日が沈むまでに宗谷岬までたどり着けます。みなさんの顔にもどこか安心した、余裕の表情が漂っていました。
ビジターセンターでは、地元の人たちによる心温まる歓迎を受けました。ありがとうございました。

国道238号線から、宗谷岬を目指します。奇跡的に、天気も崩れることはありませんでした。
海岸沿いを、稚内空港のすぐそばを走ります。もうそんなに慌てることはありません。
富磯漁港近くで最後の休憩。
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この辺りは昆布が特産の所。海をよく見てみると、茶色です。岸近くから昆布が生い茂っていました。よく見てみると、「密漁禁止」の立て看板が海の中に立っていました。

さあ、ゴールも目の前!
と思っていた矢先、何とクラッシュ事故発生!
みちくさ3人組は集団の最後方を走っていたのですが、U太郎氏が前の方がスピードを落とされたのに反応できず転倒。直後を走っていた有田副編集長(ふれあい公園から復帰)がそこに突っ込んでしまいました。
あっという間の出来事でした。
幸い、その後ろを走っていた筆者は巻き込まれずに済み、二人とも大した怪我はありませんでした。
しかし、副編集長のバイクが故障。ギアが変わらなくなってしまいました。
が、服部社長曰く「この先、ギアを変えることはない」ということで、そのまま続行。確かに、ギアを変える必要のないくらいの快走コースでした。

集団から10分ほど遅れて、宗谷岬にやってきました!みなさん、ご心配おかけしましたが、とにかくばんざい!
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写真はたくさん撮ったのですが、代表して藤原隊長の勇姿を。

いやあ、さすがに感慨深いものがありました。

岬からはバスで稚内市内に移動し、今夜の宿「稚内サンホテル」へ。
稚内駅のすぐそば、居心地のいいホテルでした。

夜は完走記念パーティー。全員が、無事に完走しました。今となっては、大きなトラブルもなく、いい思い出に。記念グッズを沢山いただきました。
二次会に最北端の町に繰り出しました。
ホテルに紹介していただいたスナックでカラオケ大会で盛り上がった後は、締めのラーメン。
向かいのお店、広宣ラーメンに。閉店間際に滑り込み。
北海道といえば旭川ラーメンが有名ですが、ここの塩ラーメンも美味しかった!
そして「チャーメン」なるものも。
ちゃーめん???
なんでも、ラーメンの麺をあんかけ焼きそば風にしたもの、だとか。九州人には、なんだか長崎ちゃんぽんソース風味スープ無みたいなそうでないような。でも、普通に美味しかったですよ〜まさしくご当地グルメ、でした。

そんなこんなで、最北端の地での夜は更けていきました。宿まで帰り道、みんなで歩きながら軽口を叩きあっていると、なんだか古い付き合いのように思えてきました。つい2、3日前に会ったばかりだというのに。

スタッフの皆さん、ご一緒していただいた各地のライダーの皆さん、本当にありがとうございました。素晴らしい経験でした。
心尽しのツアー、満喫させていただきました。

宮崎組は、明日はいよいよ北海道最後の日となります。
posted by :時の旅:みちくさスタッフ at 10:38 | Comment(0) | スタッフDiary | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月06日

TEPPEN-RIDE 2018 レポート 3日目

北海道のてっぺん、宗谷岬を自転車で目指す総走行距離300km超のロングライドイベント、「TEPPEN-RIDE 2018」参加レポートです。
このツアーは、「天塩川シーニックバイウェイルート運営代表者会議」「宗谷シーニックバイウェイルート運営代表者会議」が企画・主催し、株式会社アイロード・プラスがツアー販売を行い、2018年9月22日から24日の日程で実施しました。



この日は朝から雨。予報では、のち晴れとなっていましたが・・・・
「駅前交流プラザよろーな」に8時半に集合。有田副編集長はR3ツアーのカヌーに参加のため、みちくさ組では筆者のみの参加。
みなさん、さっそく雨支度で準備万端。もちろん脱落者はいません。
9時に出発。先ずは県道、ではなく道道939号線を北上し、天塩川に出ました。
昨日の序盤は、札幌へと流れていく石狩川沿いを走りましたが、天塩川の河口はその名も天塩町。比較的大きな河としては日本最北。その天塩川を中川町まで辿って行くルート。

小雨に降られる中、出だしこそ少々憂鬱な気分でしたが、ところがさすが北海道、さすがシーニックバイウェイスタッフ、最初の休憩ポイントの智恵文沼までのコース、絶品でした。雨よ、ありがとう!と言いたくなるくらい、雰囲気最高!でした。いやあ、気持ちいい!
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天塩川をまたぐ橋の上で、写真休憩。ここから程なく智恵文沼です。

智恵文沼?ってなに?と思って藤原隊長にお尋ねしたところ、「いわゆる三日月湖、ですね」おお!教科書で習ったばい!
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言われてみると、よく解ります。
ここまで、いいペースで進んできました。雨も大降りになることもなく、まあまあ、です。

写真にあるように、休憩の度にサポートカーから組み立て式の自転車スタンドを運んでくださっていました。おかげで、愛車を傷つけることなく、安心して預けることができました。

ここからも気持ちのいい道が続き、美深の町に入ってきました。
美深、と言うと個人的にはKENSOの名曲「美深」が思い出されます。「ZAIYA LIVE」でのギターソロが素晴らしく・・・・おっと話が逸れてしまいました。

道道680号線を美深スキー場横を通り、直線道路を突っ走ります。(しかし、このあたりもまた昨日の景色との違いがわかりにくく、どおジャヴに陥ってしまう・・・)
しばらく走って道道680号線から離れ、牧草地帯の田舎道を行きます。
再び天塩川を渡って、河川敷を走ればそこはキャンプ場。「森林公園 びふか」に到着です。
敷地内にある「道の駅 びふか」で休憩。なんとちょうどお祭りの日で、振る舞いのお餅をゲット!これでお昼までのエネルギーは大丈夫!
ついでに、ご自慢のソフトクリームもいただきました。おお!なんとミルキー!甘さは控えめ、牛乳感たっぷりでした。

美深町はチョウザメでも有名なんですね。キャビアで町興しをしているとは、こちらに来るまで恥ずかしながら存じ上げませんでした。
実は宮崎でも、主に小林市を中心にチョウザメの養殖を行っています。北と南、浅からぬ縁でしょうか???
ここでは、チョウザメに触ることもできましたよ。
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ここからは再び国道40号線へ。ほぼ予定通りに進んできました。
40号線を北上し、天塩川温泉到着。ここでR3ツアー組と合流です。

R3ツアーは、これからクロスバイクで河まで走り、そこからカヌーで約30kmを下ります。
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ママチャリしか乗ったことないの〜!という方がほとんどだったので、簡単なレクチャーが行われました。
「こうやって乗って、こうやって止まって、降ります」という感じです。

ママチャリのミキスト型フレームと違って、ロードバイクやクロスバイクのダイヤモンド型のフレームは慣れないと乗り降りも案外難しいものです。

レクチャーの後、少し練習したのち、さあ、出発です!(練習でやっちゃった方がいらっしゃたことは内緒です)
しんがりの隊長役は、昨日90kmを走破した有田副編集長です。かっこいい!

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無事お見送りをした後、てっぺんライド組はお昼をいただきました。天丼とお蕎麦のセット。北海道の蕎麦ですよ〜
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ここまで快調に飛ばしてきているので、時間には余裕があります。空の様子も次第に明るくなってきた?!?!?

と思って、座敷をお借りしてゆっくり休んでいると、大降りになってしまいました(T_T)
なんてこったい。

雨具をしまおうかとしていたところ、慌てて着る始末。気を取り直して出立です。
天塩川駅から宗谷本線沿いを走り、国道40号線へ。音威子府駅で休憩。
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この町には「おといねっぷ美術工芸高校」というのがあるそうです。美術工芸専門、ってはじめて聞きました!受験生も多く、結構倍率も高いそうです。
予定ではこの後「アトリエ3モア」で見学する予定だったのですが、今回は予定変更で行けずじまい。個人的には行きたかったなあ。次回の楽しみに取っておくことにします。

さてさて旅は続きます。
音威子府からは天塩川に沿ってR40を進みます。

天塩川を右手に見ながら走っていると、おお、居ました居ました。
R3ツアーのカヌー隊です。
手を降ると、振り返してくれました。
というわけで、この先の筬島大橋で待ち伏せることに。
ここまで14時着。おそらく平均時速は余裕で時速20kmを超えているので、残すところは30kmほどなので楽勝ですね。
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しかし、待てど暮らせど現れません。
そのうちに、加藤リーダーが欄干の下に鮭を発見!
おお!初生鮭です。いや、刺身ではありません。筆者、河で泳ぐ鮭を見るのは初めてでした。
産卵を控えているためか、ゆったりと岸の側を泳いでいます。結構大きかったです。ちょっと感動。

そして、ようやくやって来ました。
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見てください、この晴れやかな表情!なんだか楽しそう!あっちの方が良かった?!?!?

無事、橋をくぐり抜けゴール地点を目指していきました。
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カヌー隊を見送った後しばらく走って、自転車を降りてサポートカーに乗り換え、とある川辺へと向かいました。
そこは「北海道命名之地」。

「北海道」の名付け親は、幕末の探検家 松浦武四郎 その基となる「北加伊道」は、音威子府村で発送されました

そうです。
ちなみに「カイ」とは、「この地に生まれたもの」という意味のアイヌ語だそうです。
しかも、今年は「北海道命名150周年」だとか。そして、その碑の真ん前にカヌー隊が無事到着しました。

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さて、てっぺんライド組。気持ちのいい樹林帯を抜け、順調に進みます。

九州の大きな河に沿って自転車でツーリングするときは、まず「登るか、下るか」です。他はありません。しかしここは違います。北海道です。
もちろん下流に向かっているわけですから下っているんですが、ほぼほぼ、平らです。山、と言っても九州で言えば丘、くらいの高さ。
日本って、広いなあ、とペダルを漕ぎながら一人しみじみ。
そういえば、これまでトンネルって、通ったっけ?

あ!あれはトンネルだ!富和トンネルです。
普段、トンネルは大嫌いなんですが、なんだか懐かしい感じがしました。

ここまでの道中、ライド後のメンテを除けば、はっとりスポーツ服部社長の出番がほとんどなかったてっぺんライドですが、ここに来て初のトラブル。
パンク発生です。
いわゆるスローパンク、小さい穴から少しずつ抜けていくパターンのものでした。ライダーご本人は気付かずに、後ろを走られていた方が見つけてくれました。
服部社長がサポートカーより降りてこられ、パンク修理もチューブ交換もせず、なんとホイールごと交換してしまいました。驚き!

一番凄い!と思ったサポートは「移動式トイレ」です。
道中、適当な休憩ポイントがなかったため、パーキングスペース(と言ってもジャリでしたので、正確には広めの路肩?)に、軽トラに乗せたトイレが待ち受けていたのには、本当にびっくり。
しかも、そのトイレがよくある工事現場の簡易トイレより数段上品なもの。なんと会社の備品だとか。さすが。

そんなプロのスピード技もありつつ、いよいよ中川町、「道の駅 なかがわ」へと到着しました。
加藤リーダーのご家族が揃ってお出迎えしてくださいました。感謝!さすがご家族皆さん自転車乗り!
今夜の宿、「ポンピラアクアリズイング」はもう眼と鼻の先です。
R3ツアー組と合流し、宿にもチェックイン。
自慢の温泉も堪能いたしました。
また、お土産に名産である「ハスカップワイン」を。
ハスカップって、まったく知らなかったです。
味と見た目はブルベリーに似ているそうですが、ハスカップはスイカズラ科、ブルーベリーはツツジ科なんですね。へぇー。北海道では元から自生しているそうです。
(宮崎の自宅に宅急便で送っていただきました。美味しかったですよ)

さて、今夜もパーティー!
スタッフの皆さんが手作りの宴会でおもてなしをしてくださいました。焼肉、ホッケ、ソーセージ、忘れちゃいけないサッポロビール!
いやあ、本当に至れり尽くせり。こんな贅沢していいのかしら。ここで運を使っちゃ、最終日も雨にならないかしら?
などと心配した、わけではありませんが、とーっても楽しかったことは間違いありません。

雨にも振られたけど、それはそれで、よし。雨の日には、雨の日の景色があります。おかげで虹も見れました。しかも、とても低い虹。地面すれすれの虹なんて、初めてでした。

感謝を胸に、明日の130km走破に備え床につきました。
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2018年11月05日

TEPPEN-RIDE 2018 レポート 2日目

北海道のてっぺん、宗谷岬を自転車で目指す総走行距離300km超のロングライドイベント、「TEPPEN-RIDE 2018」参加レポートです。
このツアーは、「天塩川シーニックバイウェイルート運営代表者会議」「宗谷シーニックバイウェイルート運営代表者会議」が企画・主催し、株式会社アイロード・プラスがツアー販売を行い、2018年9月22日から24日の日程で実施しました。



初日のルートは、まず旭川駅から石狩川沿いのサイクリングロードを北上。その後塩狩峠を経て、剣淵町で昼食、名寄駅前がゴールの約94km行程です。普段からキャンプツーリングを行っている筆者とともに、これまでの最長距離が30kmという副編集長有田が参加しました。大丈夫なんだろうか???

8時前に、旭川駅南手の河川敷集合場所へ。全国から我こそはという健脚自慢が集まってきました。
自転車は、今回はレンタルを利用。旭川のはっとりスポーツさんの全面的なサポートを受けました。なんと社長御自らサポートカー体制で臨まれました。

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写真を見ての通り、前日までの晴天からなーんだか雲行きが怪しい。宮崎から雨雲を引き連れてきた??
予報では、夜までは持ちそう。だったのですが・・・

スタート前にブリーフィングを受け、いざ出発!R3ツアーの皆さんの黄色い声援の中、まずはサイクリンロードを軽快に進みました。

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今回のツアーリーダーは、なよろ観光まちづくり協会の藤原雄司さん。集団を引っ張ってくださるのは、中川町サイクリングクラブの加藤さんです。
1時間ほど走ったところで、小休止。
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さっそく写真を撮る副編集長。まだまだ元気です。買い揃えたウェアも決まってます。突き出たお腹はご愛嬌。
サイクリンロードはまだまだ続きます。

快調に進んで行きますが、今年は異常気象が続いた日本列島。北海道にも、滅多に来ない台風が上陸しました。
その影響で、あちらこちらに枝が散らばっていました。時折気をつけながら進みます。

石狩川サイクリングロードから離れて、比布(ぴっぷ)駅へ。ほぼ予定通り10時半。
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みなさん、それぞれお互いの愛車が気になるようで、この機会にチェックのしあいこ。サポートスタッフまで興味津々。日本車からイタリア車まで、レース仕様からグラベルまで、様々な自転車が揃いました。
筆者が興味を持ったのは、シルバーのパナソニックオーダーフレームのこちらの一台。昔でいえば快走スポルティーフといったところでしょうか。

さて、トイレ、水分および糖分補給を済ませ、出立。これまでは車の少ないコースでしたが、ここからは国道40号線へ。
北海道の国道は広い!が、トラックもでかい!長い!怖い!(笑)
しかし、加藤班長の力強いリードと藤原隊長の安心サポートでぐんぐん進んで行きました。

しばらく国道を行くと、静かに登りが始まりました。三浦綾子さんの小説で有名な塩狩峠です。
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今回一番の難所!と、宮崎を出る前に脅されていましたが、難なくクリア!集団の力は素晴らしい!初心者の有田副編集長も、登り切りました。
峠手前のパーキングで小休止。並走して実施しているR3ツアーとは、このような小休止ポイントで合流し、互いのツアーの様子などを報告し合いました。
先を急ぐ我々は、トイレもそこそこに出発。塩狩駅を横目に、国道から離れ、いよいよ「これぞ北海道」なロードへと向かいました。

R40を跨ぐ陸橋を渡り、山の中へと入っていきます。すると絶景が!
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少し登ったところにある、これから走る和寒町のまっ平らな平原。九州では見ることのできない光景です。
写真を撮るために止まったので、遅れを取り戻すために、猛ダッシュ。藤原隊長に待っていただいていました。

切り通しから見る北海道の大地。
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ここからドヤ顔で迫ってくる勢いの直線道路を走ってお昼過ぎに剣淵町へ。
それぞれ「お食事チケット」を片手に思い思いのお店へ。(と言っても、この日に限って2店しか営業してませんでした!)
剣淵町は、絵本で有名な町。次回は絵本めぐりも楽しいだろうなあ、と思ってしまいました。
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さて、お腹もいっぱいになったところで、午後の部スタート!

・・・・と、この日の自転車の写真はここまで。なぜか?
ここから、実に30km近くも直線道路をひたすら走るのですが、懸命にペダルを回していると、懸案の雨が。
はじめはそんなに降らないだろうとタカをくくっていると、次第に周りも暗くなり、本降りになってきました。
筆者はこんなこともあろーかと、サポートカーに全ての荷物を預けず雨具を携帯していたので、隊長にお断りして雨具を装着。
集団から少し遅れましたがしばらく行くと、屋根付きのバス停で集団もサポートカーから荷物を受け取り、雨具休憩していました。既に結構な雨量になっていました。
しかも、副編集長のお尻にも異変が。そう、初心者あるある、お尻の痛みが耐えがたくなってきてたのです。

泣きっ面に雨。

この辺りは暴風防災林が所々に植林してあります。ひたすらに大きく、長いんですこれが。エゾマツ?かな?
直線道路が続き、家も似たようなデザイン、大きさのものが多く、あれ、ここさっき通ったっちゃね?と思うこともしばしば。
これを「どおジャヴ(北海道を彷徨うことで起きるデジャヴ現象)」と言うとか言わないとか。

こうなってくると、時間と距離の感覚が麻痺してきます。疲労が追い打ちをかけます。
副編集長のお尻も悲鳴をあげています。
だんだんと集団から遅れ始めました。
ツライんです。分かります。
気を紛らわそうにも、「どおジャヴ」が襲ってきます。ただひたすらに、ペダルを漕ぐのみ。
慣れない雨具を着ての自転車も、疲労を倍増させます。

ついに、集団は視界から消えてしまいました。

副編集長、筆者、藤原隊長の3人だけになってしまいました。
副編集長の気を紛らわそうと、ありとあらゆる努力を試みました。好きな民謡を聞けば元気になるかと、日向木挽唄を歌ってあげたのですが気のせいか余計に疲れたようでした。

しかし、一歩一歩進んでいけば、何時かはゴールにたどり着くもの。
もち米の里 なよろ」道の駅までたどり着きました。名寄駅まではもうすぐです。
道の駅では、さっきまでの苦痛はどこへ行ったのやら、持ち前の食欲を発揮し珍しい大福をゲットする副編集には、感心させられました。

そして、10kmほど走ると感動のゴーーール!!(いやまだ初日ですから)
みなさんの温かい拍手に迎えられて、副編集も無事到着しました。よく頑張りました。初心者が100km近くを走りきったことは、ほんとうに素晴らしいことです。おめでとう!

そして、ゴールの「駅前交流プラザよろーな」でのウェルカムパーティへ!
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ご当地メニュー「なよろ煮込みジンギスカン(にこじん)」とやっぱりサッポロビール黒ラベル!に舌鼓を打ちました。
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うめかった〜〜〜〜


雨と泥に汚れた自転車は、服部さんらスタッフが次の日までに洗浄、メンテナンスをしていただきました。すごい!

この日の宿は「名寄グランドホテル藤花」。
落ち着いた雰囲気のお宿でした。
荷物を軽量化するため、毎日の洗濯は欠かせません。お風呂と洗濯(もちろん手洗い)を済ませ、次の日からの日程に備え身体も十分にマッサージ。
ツアーは始まったばかりです。

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2018年11月02日

TEPPEN-RIDE 2018 レポート 1日目

北海道のてっぺん、宗谷岬を自転車で目指す総走行距離300km超のロングライドイベント、「TEPPEN-RIDE 2018」参加レポートです。
このツアーは、「天塩川シーニックバイウェイルート運営代表者会議」「宗谷シーニックバイウェイルート運営代表者会議」が企画・主催し、株式会社アイロード・プラスがツアー販売を行い、2018年9月22日から24日の日程で実施しました。

イベントは9月22日からですが、宮崎からは前日21日に旭川入り。並行して開催される「R3モニターツアー」に参加されるお客様と共に、宮崎空港から羽田を経由して、旭川空港へ。
(R3とは、この地域ならではの自然を生かしたアクティビティとご当地メニューなどを楽しみながら、ゆっくりと北へすすむ旅。「R3」=自転車(道・Road)、カヌー(川・River)、JR(鉄道・Rail)を組み合わせたモニターツアー)

JAL553便で12時過ぎに無事到着。空港から遠くに見える大雪山系の旭岳では、なんと前日に初冠雪を記録していました。最低気温6度!ちなみに宮崎はまだまだ30度超え・・・・さすがに北海道。
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マイクロバスをレンタルし、一路目指すは「北海道ガーデン街道 上野ファーム」。今や旭川の一大観光拠点となった「北海道ガーデン街道」は、元々はお米農家のお嬢さんである若い女性一人の活動から始まったそうです。
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元々は納屋であったその名も「NAYA cafe」で昼食。新鮮なサラダが美味しい!
園内の花の種類は、それは数え切れないほど。「今はちょっと端境期」とのことでしたが、それでもたくさんの花がありました。
驚いたのは、何とこの時期に紫陽花が咲いてる!!!さすが北海道ですね〜

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ちょっとした公園のようになっている広い園内を、しばらく散策しました。
小高い丘の上からは、旭川を含む北海道最大の上川盆地が見渡せました。盆地、と言ってもどこまでも真っ平ら!
ちょうど稲刈りのシーズンで、黄金色の田んぼが広がっていました。

ファームを立ち上げた上野砂由紀さんのお話も伺いました。上野さんは倉本聰さん脚本のドラマ「風のガーデン」のモデル?としても知られています。
一番印象的だったお話は、花が咲いた綺麗な時期だけ植えておくのではなく、花が散った姿もガーデンの景色の一つとして考えている、というものでした。う〜ん、深い!

広い園内をゆっくりと味わうにはいかんせん短い時間でしたが、後ろ髪を引かれつつ、次の目的地「ウェスタンカフェ クラークホースガーデン」を目指しました。
まだまだ時間は16時過ぎというのに、そろそろ日が陰ってきました。み、宮崎とは違う!

ほどなく到着。本来ならば乗馬体験ができると良かったのですが、この日は時間が遅かったため、ウェスタンスタイルのティータイムのみ。
ウェスタンコーヒー(っていうのかな?)をいただきました。
一般的なフィルターで入れるコーヒーと違って、昔のカウボーイはお湯の中に粗挽きの豆を入れて煮出していたそうですね!そういえば、そんなシーンが西部劇の映画であったような気もします。味はといえば、アメリカンというと薄味の印象でしたが、しっかりとした味で美味しかったです〜!
他の皆さんは、思い思いに紅茶やホットミルク(これも美味しかったそうです!)をいただきました。

外に出てみると、散歩から帰ってきた馬達が出迎えてくれました。

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この日の宿は、「星野リゾート OMO7」。JR旭川駅からもほど近い、素敵なホテル。
HPを覗いてみると、随分とユニーク!「ご近所ガイド OMOレンジャー」。今回、お世話になる機会が残念ながらありませんでしたが、次回は是非お声掛けしてみたいと思います!

夜は、皆さんは歓迎パーティへと参加。筆者は、次の日から宮崎組でタダ一人、完全制覇を目指すために早くに休むつもりで自粛しました(笑)
近所のお店で一人で食事。でも、そのお店が大当たり。美味しいサンマの刺身も堪能しました。

そして、同宿のメンバーより一足先に夢の中へ・・・・明日からはひたすらペダルを回すのだ・・・

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2016年10月11日

Hazuka plant

(Physalis alkekengi)

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The “Chinese Lantern” plant was cultivated in Japan ever since the Edo period as a medicinal plant, believed to relieve fever and ease the discomfort felt by pregnant women. The belief originates in a 200 years old story that took place in the Seisho-ji Temple from Shiba (Minato-ku, Tokyo)

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These Hozuki(Physalis alkekengi) fruit are a bright orange color and also nicknamed Japanese or Chinese lanterns.

Like the ladies of Prince Genji’s court, the hozuki (Physalis alkekengi) hides its beauty behind a veil. The veil is an unusual, lantern-shaped pouch, which protects the berry. It forms from the small “cap” of sepals after the flower has faded. At this time of year, you can find pretty white flowers at the top of the plant, as well as green lanterns that have already formed toward the base. As the fruit matures, the lanterns change to a lovely orange-red color, and by winter some fade to lacy “skeletons” revealing the fruit inside. The fruits are sometimes called “winter cherries” in English. In Japan they were used to make small toys and a tonic (they contain vitamin C).


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Abundant and easily available physalis alkekengi (also known as strawberry or ground cherries)has inspire Mr. Keisuke Kuroki, a resident of Nishimera Village for making magical lanterns. He also teaches it to the visitors of Nishimera Village. It is worth mentioning that our Company Ai-road Inc. plans these exciting trips to encourage visitors to appreciate the beauties of Nishimera village and talents of its villagers. I tried making this stunning lantern with my husband during our trip in Nishimera. Every time we look at these wonderful art works we made, it reminds us of our wonderful trip and the sweet memories we made in there.

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By: Ateffa Jalali

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2016年08月25日

MOMO

Nishimera Select Shop
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I am really impressed after knowing the reason behind the name of this amazing shop. Momo is the name of a children fiction story by the author of the never ending story, Michael Ende. It is the story of the time-thieves and the homeless girl “Momo”, who brought the stolen time back to the people. In other words, she is against civilization and wants to keep art, recreation, imagination and other social activities alive. Now that is exactly what this Momo collection shop does!!

Momo collection shop is an interpretation of the village. It depicts the happiness, pleasures, and beauty, of Nishimera Village and talent of its villagers’.

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I couldn’t take my eyes off these amazing paintings specially the one portraying Hanabi Festival. As the population of this enchanting village is estimated as 1,298, it is a great place to visit for enjoying Hanabi Festival. Other places are usually very crowded during this festival so hard to enjoy it.


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This unique shop has arts that portray every beauty and unique parts of this village; attractive origamis’; handmade loudspeakers and pens made from bamboo; Christmas tree decoration stuffs; and much more.

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Oh how can I forget about the “Sekobozu” or ground cherry lantern?

Coming to an art promoting place, you may also want to make something to show your skills. You can try making this unique lantern I already have three at home. They remind me of the wonderful experiences I had in this enchanting village.  

http://michikusan.seesaa.net/article/434128943.html

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In addition, there are many stationaries and other useful items like towels, umbrellas, insect bite bracelets and all the handy items you usually find in a convenient store, which is not available in Nishimera Village.


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I also loved the balcony, which was a very simple yet pretty comforting place to sit while drinking coffee and starting daydreaming or any sort of imagination. I can assure you no noise will disturb you here.

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In short, it is a complete package of exceptional arts and hand made things and obviously worth visiting.

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By: Ateffa Jalali

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2016年08月16日

Camping at Aoshima Beach

Watching sunrise in the land of the rising sun!

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Every new experience is exciting and has the power to make you thrilled easily. We could even feel some butterflies while we were planning for it.

August 12th was our 2nd wedding anniversary and we wanted to do something new, memorable and exciting. So we decided to go for camping in Aoshima beach.

It was just a one day camping but you wouldn’t guess so if you had looked at the luggage (camp equipment, tea, dinner, etc.). We carried them in our cycles to the train station and then went by train and few minutes of walking.

We enjoyed the dinner in the beach summer restaurant with wonderful lightings and music before we set up our tent.

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Setting the tent was like building a small world of us and labelling one part of the beach by our name even if it is for one night.

Later, we were so tired already that the tea with dry fruits tasted just extra ordinary.

Actually, we weren’t allowed to make fire at the beach but they didn’t say we can’t light candles haha so that was what we did. It was hard to light them when the weather is little windy but we kinda buried half of the candles to light it up.

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The weather was somehow hot so we preferred sitting outside the tent to do star gazing for a while.

The lights in the beach were on until 11:00pm I guess and soon everywhere got real dark and we thought we were the only ones left in the beach. Even wave sounds got louder to scare us, all at once!

After few minutes we could hear Japanese chatters and guess what we got unexpected company. There were two other groups a group of girls and a group of boys who were celebrating something; we didn’t ask what it was though.

We took three hours nap, actually I took a nap, but my husband was awake protecting me or what; any ways I enjoyed being a wife to be taken care of. Haha

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It was 3:45 Am when he woke me up and we went for a walk and take something to drink. We could still look at wide shinning sky full of amazing stars.

The beach had started to brighten up a bit and we were excitingly waiting for the sunrise which is very popular in Japan. As the Japanese name of Japan is Nihon or Nippon that literally means ‘the sun origin’. Also,  it is translated as land of the Rising sun.   

And I know you can guess how wonderful will be swimming in the sea in the early morning or watching the sunrise from middle of the sea relaxing in a swimming tube. That was the most memorable and exciting part of the camping.

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The experience was great, but I guess very short as the next morning we didn’t want to remove our camp or go back home. Next time we will do coming for longer than that.


By: Ateffa Jalali 

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2016年07月08日

Eid al-Fitr

Happy Eid To all!

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Eid al-Fitr, is an important religious holiday celebrated by Muslims worldwide that marks the end of Ramadan, the Islamic holy month of fasting. The religious Eid is a single day during which Muslims are not permitted to fast.

It is a festival celebrated very traditionally along with families, so it’s sometimes sad to be away from them in a foreign country. However, we have wonderful Eids even here in Miyazaki, Japan.

Wednesday, 6th July was first day of Eid al-fitr. At the night of Eid, Muslim women get together and do hena their hands. I love doing hena, so I painted many hands of our friends with it. For me, hena is an important part of Eid. I enjoy it a lot. When I was small I used to put hena and not wash it until morning to have a richer and brighter color. Waking up with the smell of hena in my hand was a great feeling then. Have a look at some of hena designs may be you would like it too.  

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We started our first day of ‘Eid with Eid prayer followed by some tea and snacks together. Everyone looked so happy wearing their new and traditional clothes hugging each other, wishing happy Eid with smiles.

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How can I forget about the tradition of giving “Eidi”, which is a gift like money or presents given to small children or someone smaller than you in Eid. I loved the act of one of our guest, Danial from Saudi Arabia, who is an exchange student and visiting Miyazaki for only two months, she gave Eidi to all small children from different countries. It touched my heart being a guest for a short time she was thinking of every one.   

After the prayer, Muslims visit their families and friends for having either tea or meal together. Our first day’s guests were our Egyptian friends and we went to beach after eating homemade Pizza together, a lunch after a month! I know we weren’t kids, but even we received Eidi and shared all our funny Eidi stories of childhood.

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There is a common saying among Afghans that women have longer Eid like seven days haha. Following that tradition afghan women in Miyazaki keep visiting each other’s homes for drinking tea, cake and dry fruits for a longer time.

It is such a great feeling to enjoy food after one month of fasting but we will miss the precious and spiritual feeling we had in the holy month of Ramadan.  


By: Ateffa Jalali

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2016年07月04日

2nd Annual Iftar Tent Event

An event representing love, peace and cooperation of Muslims

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Sunday 3rd July, was the second annual Iftar (Breaking fast) tent event which is held every year in the holy month of Ramadan http://michikusan.seesaa.net/article/438977553.html , organized by MCM (Muslim Community of Miyazaki).

In this event all the Muslims of Miyazaki coming from different countries and speaking different languages cooperated as brothers and sisters representing the real brotherhood of Islam and made a prosperous event like this possible.

We were privileged by having honorable guests including Tsuyomu Ikenoue President of UOM, staff of UOM, many other respected professors and students .

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We began our program with recitation of some verses of Holy Quran by Mr. Ziaurrahman Hejazi, followed by the informative speech of Mr. Ahmad Farid Azizi, President of MCM, and Prof. Tsuyomu Ikenoue.

Later, Mr. Abdul Jabar Maeda, who is a Japanese Muslim, gave speech about Islam and Ramadan.

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The last speech was by me about Status of women in Islam. As most of time only the limits and restrictions of woman in Islam is discussed, I wanted to talk about rights and privileges of them. I could see the content of my speech was very surprising for some guests and I felt accomplished to answer those common questions about woman rights in Islam.  My husband and lively announcer of the event, Emran Nasery was little worried that his responsibilities increased after I knew even the small details about my rights haha. Yet he was not my target, because he is the best husband and has given me all my rights.

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After my speech, it was time for Iftar and the food was organized in buffet style a very colorful dinner table with delicious international halal food from Afghanistan, Indonesia, Egypt and more.

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All the guests enjoyed a lot.

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The purpose of having such event is to show the world how loving, kind and generous Muslims are and all they want is having a peaceful life.

We ended the event after taking some memorable photos.

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Waiting to see this large number of amazing guests increase in the next year.



By: Ateffa Jalali

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